うんこを連呼!子供の心理と対処法

知育


我が家の4歳の息子は絶賛うんちはまっております。

ご飯中も、保育園でもお出かけでも構わず
楽しそうに「うんこ、うんこ、うんこ」聞いてるこちらはげんなりしてきます。

そこで、幼児教育研究の専門家の掘越紀香さんの「下ネタを話す子供の心理」に関する記事を読み、
子供がうんこを連呼したがる理由と、親のかかわり方について学びました。

この記事では実際に息子に対して行った対応を紹介します。

そもそもなぜ「うんこ」を連呼したがるのか?堀越さん曰く、

トイレトレーニング終了期にうんこのようないわゆる下ネタを連呼する子が増えるそうです。

今まで親が排泄のお手伝いをしてくれる際に口にしていた言葉を、
いきなり使わなくなったことに起因しているそうです。

特に男の子はこういったタブー視される言葉を使いたがる傾向にあるそう。
また、3~7歳男の子がこういったタブーを面白く感じるそうです。

男の子は成長途中で、性的なフレーズに関心が高くなる時期があり
下ネタが話題に上ることは自然なことだそうです。

子供たちが「うんこ」という言葉を使うことは、そのまま下品と受け止められがちですが、
実際には子供たちにとって重要なコミュニケーションツールでもあるそうです。

ある保育園での出来事の例が挙げられておりとても腑に落ちたのでご紹介します。


A君「僕このおもちゃが使いたいから貸して!」
B君「いやだ!さわらないでよ」

ここでB君がA君からおもちゃを取られまいとしてA君の手をたたいてしまった

A君「いた!何するんだよ」

ここでB君はやりすぎたと焦ります。
そして「うんこ」を使ってこの場を収めようと次の発言をします。

B君「違うよ!A君が悪いんだ!ほんとうんこなんだから!」
A君「うんこ~!ぶりぶりはBだよ!うんこぶりぶり~」

この会話ではB君が「うんこ」を用いることにより、
深刻になりそうな状況を回避しているそうです。

子供の心理から考えると下ネタを親が無理に止めるのは
成長を阻害する可能性があるそうです。

また、家で禁止なワードを親がいない外では多用する子もいるそうです。

しかし、不適切な場面での発言や日に何十回も「うんこ」を聞かされるのはつらいですよね、、、

そこでTOPをわきまえた発言をお願いするための伝え方や、
現在私が実施している子供の下ネタ発言との付き合い方を紹介します。

周囲に人がいるときなどにうんちを連呼されると、
慌てて「 言わないで」と反応してしまいますよね。

しかしこれが逆効果らしいのです。

ポイントは、過剰な反応はしないやめてほしい具体的な理由を伝えることです。

私は、「うんこ」と息子に言われた際に
「うんこしたいならトイレ行ってきなさい」と伝えるようにしています。

また、「その言葉は、聞いていやな気持になる人もいるよ」
「今はご飯の時だからトイレに関する言葉は言わないでね」
のように、短く具体的な対応を伝えるようにしています。

とはいえ、すぐに聞き入れてもらえないことも多いため、根気強く何度も注意しています。。。

「うんこ」「おしり」のような下ネタに興味を持っているときは、
あえてうんこや身体の話をするのも効果的だそうです。

我が家では図書館に行き、うんちや性、体の仕組みに関わる本を借りました。
その中で、息子がはまった本を4冊紹介します。

  • みんなうんち 著)五味太郎
    色んな動物のうんこが出てきます。
    食べたものがうんことして出てくることがわかる絵本
  • うんこ! 著)サトシン
    くさ~い!と連呼されるうんこが旅に出て、必要としてくれる場所を見つけるストーリー
  • からだのふしぎ うんちはどこへいくの? 著)マイク・ゴールドスミス/ リチャード・ワトソン
    自分たちの体のことから、リサイクル、環境問題まで知識あふれる仕掛け絵本。
  • おちんちんの絵本 著)やまもとなおひで/佐藤 真紀子
    性差、性器のこと(洗い方や、下着の洗濯のことも!)、
    プライベート・ゾーン、性被害、あかちゃんの誕生について、描かれている絵本

幼児のうんこ発言は成長の過程で多くの子が通ることが分かりました。
ただうんこ発言を制するだけではなく、排せつや体に関する理解を深めることや、
TPOに合わせた発言の大切さを理解してもらえるように親が促すことが、
うんこブーム鎮静化の近道なのかもしれないです。

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