脱マンネリ|ノート1つで動物園を学びの場に!

知育


息子は2歳頃から動物園が大好きで月に1度のペースで通っていたのですが、
4歳になったあたりでマンネリしてきたのか
動物を眺めるよりも、道中のアイスクリームや遊具に夢中になってきました。

そんな時に、国立歴史民俗博物館広報連携センター長の山田慎也さんの
博物館見学「サーッと見て終わり」予防する親の戦略」という記事を見つけました。


今の息子の現状と重なったため、山田さんおすすめの博物館の歩き方を
動物園に置き換えて息子に試してみました。

この記事では山田さんおすすめの歩き方と、注意点、4歳の息子の反応を紹介します。

動物園へ行く前に動物図鑑や絵本を読みます。

本には動物の特徴や習性が記されています。
その中から子供が興味を持ったことや疑問をメモします。

例「チーターは足が速い」
→なんでチーターは足が速いんだろう?
→ほかに足が速い動物は何がいるかな?
→足が速い動物と遅い動物の違いは何だろう?

このような疑問をノートにまとめて、動物園にもっていきます。
すると少なくとも疑問を持った動物のエリアはじっくり見てくれるようになります。

該当の動物がいる場所で疑問を記したノートを開き、動物を観察します。
疑問の答えやヒントになりそうな特徴を探します。

見つからない場合は親がヒントを与えるのも効果的らしいです。

例「ライオンはチーターと足の形が似ているね」
 「走る時の特徴はなにかな?」
 「馬は目が横だけど、チーターは目が前についてるね」

用意した疑問以外にもたくさん発見が出てくるかと思います。

ここで大事なのが、頭にあふれるいろんな思いや疑問を対話を通して言語化すること。
休憩中や帰ってからノートに記すことで発見することの楽しさを実感できるそう。

自分でノートを書けない場合には
子どもが口にした言葉を親が書いても大丈夫です。


動物園で上がったいろんな疑問や発見を家に帰ってから見返します。
我が家では記憶が薄れないようにその日の夕方にノートを開きました。

疑問に対する答えを図鑑や本で調べたり、関連するテレビ番組を録画したりして、
自分が感じた疑問や発見を反芻できるように工夫をしました。

  • 発見や考えが的外れでも否定しないこと
    └深めるべきは知識ではなく、「なんで?」という子ども自身の問い
    親の開設は考えることの楽しさを否定することにつながるため、なるべく避けましょう

  • 図鑑は動物園へもっていかない
    └図鑑をもっていくと目の前の動物よりも写真や文章に目がいってしまいます。
    せっかく動物がみられるのに図鑑を読んで何となく知った気になるのはもったいないです。

  • 解説を読みすぎない
    └動物園に掲示してある解説や展示のテーマなどは大人に向けた内容が多い。
    子供向けではないため解説は子供が興味を示したエリアのものだけにとどめましょう。
    子供のとって大事なのは今の興味と発見です。

動物を観察することは、集中力がついたり発見する楽しさに気づいたりと
社会に出てからも大事になる力を育めます。

記事で、印象に残った1文がありました。
「子供は駆け足でよく見ずに回ってしまうこともありますが、1回の滞在時間は短くても、
何度も訪れることで、興味関心をさまざまな角度から引き出すことができるはず。」

我が子の場合、ノートづくりを始めてから、能動的に調べたり、興味のある動物を長時間眺めたり
飼育員さんに質問をしたりと楽しんでいる様子が見られるようになりました。

動物園に限らず、興味がある分野を選んで、発見や疑問をノートに記し
調べたり検証したりすることを続けてみようと思います。

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