もっと好きにもっと知りたくなる|月の絵本10冊

梅雨が明けて月が良く見えるようになってきました。
息子が0歳の時に林明子さんの「おつきさまこんばんは」をよく読んだのを思い出します。

月に関する絵本は数多く、保育園では「14ひきのお月見」を読んでもらったそうです。

地球に一番近い天体であり、私たちの生活とも深く関わりのある月。
その魅力がたっぷり詰まった月の絵本を、1・2歳向け、3・4歳向け、5・6歳向けと分けて紹介します。

「おつきさまこんばんは」福音館書店
作: 林 明子

濃い紺色の夕闇の中で、三角屋根のおうちにあかりがつきます。夜空を見あげれば、おつきさまが!
「こんばんは」「こんばんは」とあいさつ。途中雲に遮られおつきさまが泣きそうな顔をすれば、心配になり…子供の初めての読み聞かせや寝る前にぴったりの絵本です。

「おやすみなさい おつきさま」評論社
作: マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵: クレメント・ハード 訳: せた ていじ

みどりのお部屋にいるのはウサギの坊や。「おやすみの儀式」をしながら、だんだんと暗くなる「おへや」と一緒に気持ちのよい眠りへと誘われていく物語。淡々と、でも耳心地のいい繰り返しの言葉で紡がれる、1947年アメリカで初版が発売されて以来、世界中で読みつがれている絵本です。


「パパ、お月さまとって!」偕成社
作:エリック・カール 訳:もり ひさし  

今夜はお月さまがとても近くに見える。お月さまと遊びたくなったモニカは、手をのばすけれど、とても届きません。そこで、言うのです。「パパ、お月さま とって!」

そこでパパは、ながーいながいはしごを持ってきて、
絵本の大きさの制限を破った仕掛け絵本。

「14ひきのおつきみ」童心社
作・絵:いわむら かずお

木の枝を切り、ひもで結んで、子供たちが一生懸命作っているもの――、お月見台。そうです、今夜は中秋の満月。ねずみの兄弟14匹はみんなで力を合わせ、お月見の準備をしているのです。

ススキを飾り、月見だんごをお供えするお月見の風習と秋の自然の美しさを知ることができます。

『うそつきのつき』文溪堂
作: 内田 麟太郎 絵: 荒井 良二

レトロなスーツに帽子をかぶった、まんまる顔のおじさん。
どんなおかしなダジャレの光景が目の前にあっても、このおじさんは笑わないんです。
言葉と絵の絶妙なタッグが生み出す、ハイセンスでナンセンスなダジャレワールド。
最後に残る余韻には、大人も「うーむ……」とうなってしまいます。

「お月さまってどんなあじ?」らんか社
文・絵: マイケル・グレイニエツ 訳: いずみ ちほこ

お月さまを一口かじってみたいという動物たちが次々に自分の背中に他の動物をのせていきます。そして、とうとう…。質感ある絵と、繰り返しのリズムが楽しい絵本です。
最後は冒険いっぱいの一日を終え、満ち足りた気持ちで目を閉じる動物たち。一日の終わりに読むのにぴったりなワクワクと充足感を与えてくれる一冊です。

「月へ行きたい」福音館書店
文・絵:松岡 徹

満月の夜、男の子は月へ行く方法をあれこれ考えはじめました。巨大な橋、高い高い塔、風船、エレベーター。人類が旅したいちばん遠い場所、月まで38万キロの旅へ出発!

空想的な部分だけではなく、ロケットの仕組みについての解説があったりと
子どもが宇宙に対する興味を持つきっかけになる絵本です。

「つき ちきゅうの いちばんの ともだち」 小学館
原作:ステイシー・マカナルティー/絵:スティービー ルイス/訳:千葉 茂樹

地球のいちばんの友だちといえば、わたし、月!
地球と月との密接で不思議な関係を、月本人がわかりやすく語る絵本です。

図鑑好きのお子さんには解説パートにはまるはず!
同じ作者の「たいよう 1,000おくに ひとつの たいせつな ほし」という絵本と合わせて読むのもおすすめです。

『うきわねこ』ブロンズ新社
作: 蜂飼 耳 絵: 牧野 千穂

えびおのお誕生日に、おじいちゃんからとどいたうきわ。

手紙には「次の満月の夜を楽しみにしていてください」
えびおはその言葉を胸に、ひとり心待ちにするのです。

待ちに待った満月の夜に、うきわをふくらませると、
えびおは月にひきよせられるようにのぼっていきます。

幻想的なイラストとやさしい物語で夢の中にいるような気持ちになれます。

「つきよのキャベツくん」文研出版
作: 長 新太

キャベツくんが歩いていると、ブタがまるごとトンカツになっているへんなものが近づいてきました。
冒頭から長新太さんワールド前回!月夜のちょっと怖くて不思議なお話です。
豚山さんはとんかつを食べるのか?そして肝心の月の役割も必見のナンセンス絵本です。


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